今回は、私が日本で暮らしていた頃、阪神高速のオービスに引っかかり、1発で免許停止になった時の話をしたいと思います。
当時、私は大阪で法人営業をしており、社用車を使用していました。免許停止になることで、仕事に多大な影響が出るのはあきらかで、解雇されるのではないかと非常に不安でした。
そんな不安と向き合った経験から、今回はオービスの光り方や通知のタイミングについて詳しく振り返っていきます。
現在は安全運転を心がけています。今回の出来事は、約10年前まで遡ります。現在は制度や取り締まり方法が変わっているかもしれませんので、その点はご了承ください。
どこのオービス?
私がオービスに引っかかったのは、夜中に阪神高速の西宮方面から大阪へ帰っている途中でした。阪神高速道路を走行中、疲れ切っていて早く帰りたい気持ちが強く、ついアクセルを強く踏んでしまいました。
最高速度が60キロに制限されている区間で、かなりの速度超過をしてしまっていたのです。結果として、オービスに捉えられ、後に大変な事態に発展しました。
現在の速度制限マップは、阪神高速速度マップ(こちら)で確認できます。夜中だったので、交通量は少なかったのですが、違反してしまったことに変わりありません。
仕事で疲れており、アクセルを踏んでしまいました。夜中だったこともあり、何かが光ったのは何となく感じました。日中だとわからなかったかもしれません。
いつ違反通知がきたのか?
通知が届いたタイミングは、3月末に違反を犯して、通知が届いたのはゴールデンウィーク明けでした。つまり、約1ヶ月半後に通知が来たということです。
ネット上の情報では、違反通知は数日から1ヶ月以内に届くという話が多く、1ヶ月経過しても何も届かなかったため、私は「きっとオービスは光っていなかったんだろう」とタカを括っていたのですが、それが甘い見通しだったことに気づかされました。通知が来た時のがっかり感は忘れられません。
私の場合、社用車での違反だったため、違反通知は会社に届きました。総務部から呼び出しを受け、「こんな通知=出頭通知書が来てるんだけど、覚えがあるか?」と聞かれました。その時、私は「実は、心当たりがあります」と答えるしかありませんでした。
光ったのはわかっていた?
夜中に運転していたので、「あー、なんか光ったような気がするな…でも気のせいかもしれない」といった曖昧な記憶でした。
65%くらいの確信はあったものの、35%は「違うだろう」と信じたくない気持ちもありました。
後になって、オービスの光り方について調べてみたところ、赤色の強いフラッシュが特徴的だということがわかりました。特に夜間は目立つ光ですが、状況によっては気づかないこともあるかもしれません。
私の場合、「赤く光ったかな」という印象がありましたが、完全な確信がなかったため、自分に都合よく解釈してしまいました。
いつ会社に伝えた?
オービスが光ったかもしれないという不安があったため、事前に上司へそのことを報告していました。上司も「実際に通知が来てから考えよう」という姿勢ではありましたが、何キロオーバーしていたのかによって免停期間が異なるため、どれくらいの期間運転ができなくなるかを気にされていました。
通知が来るまでは、この先どうなるのか分からない不安と、万が一の事態に備えて心構えをしていましたが、結果として罰金と免停という形で責任を負うことになりました。この経験を通じて、自分の行動が仕事にも影響を与えることを改めて痛感しました。
私自身も、この違反が仕事にどう影響するか非常に不安で、内心では「せめて部署移動で済んでほしい」「絶対に解雇は避けたい」と強く願っていました。
違反通知を受け取った後の流れ
違反通知を受け取った後の流れは以下の通りでした。*5ー6年前
- 通知が届き、警察へ出頭
- 裁判所からの出廷通知が届き、出廷
- 行政処分の短縮講習を受ける(任意):免停期間30日が1日に短縮
まず、警察署へ出頭し、事情聴取を受けました。そこで、自分が運転していたことを確認されました。オービスのカメラは非常に高精度で、ナンバープレートと私の顔が斜め上から鮮明に写っていました。そのため、言い逃れは不可能でした。その後、具体的な速度超過の内容や、処罰の内容について説明を受けました。オービスに捉えられた瞬間は正確な証拠が残るので、誤魔化すことはできません。
驚くほど、鮮明に写っており、驚きました。警察官の方々から、初犯であることや、XXオーバーであることを伝えられました。
裁判所では略式裁判が行われ、私の場合は書面での簡単な手続きでした。相手と私だけで机を挟んで話す形だったので、それほど緊張することはありませんでした。署名、捺印し、その後、約10万円の罰金を払いました。
10万円は痛い出費でしたが、最悪のパターンも想像していたので、「これだけで済んでホッとした」というのが一番の気持ちでした。
その後、免許センターで停止処分者講習を受けました。これは任意の講習ですが、受けることで免停期間が30日から1日に短縮されます。私はこの講習を受け、何とか最小限の影響に留めることができました。
オービス有無に関わらず、速度違反は自分が制御すべき問題であり、これを教訓に今後は一層、速度を守り、安全運転を徹底していこうと思います。
まとめ
今回の経験から強く感じたのは、日常の運転でいかに速度制限を守ることが大切かということです。オービスに引っかかるということは、明らかに速度違反をしているということであり、どんな理由があっても許されるものではありません。私自身、早く帰りたい一心でアクセルを踏んでしまい、結果として免停や罰金という厳しい処罰を受けました。このような事態を避けるためにも、何よりもまず安全運転を心がけることが重要です。
速度制限は、単にルールとして設けられているだけでなく、道路や環境に応じた安全な運転を維持するために定められています。少しの油断や「大丈夫だろう」という気持ちが、取り返しのつかない事故や違反に繋がることを改めて実感しました。