はい、カナダにもあります。ねずみ捕りもあります。ですので、みなさん、決められた速度とルールを遵守しましょう。
カナダにも日本と同じようにスピード違反を取り締まるカメラがあります。ここでは代表的なものを紹介していきます。
日本のオービスのように、カナダのカメラも「ピカっ!」と赤く光ります。しかしカナダの場合、後方から写真を撮られるため、光ったことに気づかないかもしれません。
日本のように、後日警察署へ呼ばれ、写真を見せらて「あなたで間違いはありませんか?」と聞かれることはありません。カナダには略式裁判や累積・一発免停などはありません。その一方で、翌年の保険料はあがります。
高速道路では、日本のような「覆面パトカー」に、私はカナダでは出会ったことがありません。何だかんだ「Police」と言う文字が車の側面もしくは後方に印刷されてあります。そしてカナダ警察車両は、高い確率で「Dodge」が使われており、時々「Ford」を見かけます。
目次
自動カメラ
交通規制の違反を検出し、記録するための自動カメラを紹介していきます。
スピード違反カメラ(Speed Cameras)
スピード違反カメラの設置場所は非常にランダムです。これらのカメラは、設定された速度制限を超える車両を自動的に検知し、違反者には後日罰金通知が送付されます。速度超過は重大な交通事故の原因となるため、カナダでは厳しく取り締まられています。
カメラは下道にあることが多いです。速度制限が時速40キロの場所で、時速58キロで走行していたところ、カメラで撮らたという話を聞きました。その後、ナンバープレートに登録されてある住所宛に切符が届きます。期日までに支払いましょう。
日本のオービスの場合、前方から「運転手の影+ナンバープレート」が取られますが、カナダの場合、写真には運転手は写ってません。後方のナンバープレートだけです(スピード違反カメラも後方から撮られます)。
ナンバープレートに登録されてある住所宛に違反通知書が届きます。ですので、車を売ったときには、ナンバープレートを回収しましょう!
信号無視カメラ(Red Light Cameras)
信号無視カメラは、赤信号や一時停止の指示を無視した車両を捕らえます。特に交差点や学校区域に設置されており、交通ルールを守らないドライバーに対しては罰金が科されます。信号無視は重大な事故につながるため、これらのカメラは交通安全のために重要な役割を果たしています。
どこから信号無視にあたるのか(黄色になって何秒後など)厳密に設定されているわけではないですが、青から黄色に変わった時点で停車することをお勧めします。
信号無視カメラは街のいたるところで見かけます(写真)。個人的には、信号無視カメラ:スピード超過カメラ=15:1くらいに思います。
警察の取り締まり
自動カメラだけでなく、もちろん警察官が取り締まっていることもあります。日本で言う、ねずみ捕りですね。
スクールバスと路面電車
スクールバスが生徒の乗降のために停止している際は、全ての車両が停止する必要があります。このルールは厳格に守られており、違反すると重い罰則が科されます。また、路面電車が停車している場合、その右側を通過することは許されていません。これらのルールを守ることで、子どもたちの安全が確保されます。
朝の通勤(スクールバスも多い)時間帯を狙って、警察官が張っていることもあるので、気をつけてください。
警察官からのPull Overが(車を停めさせられる)納得できないとき
警察官へ「何故このタイミング?え?私だけ?他のドライバーは?」とその場で説明を求めたとしても、納得のいく答えはもらえないでしょう。警察官から「もし異議があるようならば申し立てをしてください」と返答があるので、結果はどうであれ、異議申し立てを行うこともありだと思います。
裁判所で異議申し立てを行う場合についても、後ほど解説をしています。
オススメの地図アプリ:Wazeの活用
カナダでは「Waze」という地図アプリが有名です。ユーザーがリアルタイムで情報を共有しており、スピードカメラなどの位置情報や渋滞状況を正確に教えてくれます
Wazeウェブサイトhttps://www.waze.com/apps/
このアプリは、走行中にカメラの位置だけでなくパトカーの位置も教えてくれます。Uberの運転手が使っているのを見たことがあり、そのことからも信頼度が伺えます。
違反通知が届いたらどうする?
違反者には罰金通知がナンバープレートに登録してある住所へ届きます。違反通知書には、いくつか選択肢記載されています。大きく分けて2つ、「罰金を支払う」か、「裁判所へ行き、異議申し立てを行う」です。
罰金を支払う
通知書に支払い方法が書かれてあるので、それに従って支払ってください。
違反者には罰金通知がナンバープレートに登録してある住所へ届きます。ですので、個人で車を売買する場合は、売る側は必ずナンバープレートを回収してください。
裁判所で異議申し立てを行う
もし違反に異議がある場合、裁判所へ行き、異議申し立てを行うことができます。違反通知書に記載されてある電話番号へ連絡し、アポイントをとってください。
しかし、自動カメラで撮られた多くの場合、カメラの記録が確固たる証拠となるため、異議が認められることは稀です。
一方、警察官から対面で罰金を課され、どうしても納得が行かない場合は、裁判所へ行き異議申し立てを行うのがいいかもしれません。その罰金を課した警察官“当人”も指定された日に裁判所へ行くことになります。
警察官からのPull Overが(車を停めさせられる)納得できないときもありますよね。警察官へ「え?何故このタイミング?私だけ?」とその場で説明を求めたとしても、納得のいく答えはもらえないでしょう。警察官から「もし異議があるようならば申し立てをしてください」と返答があるので、結果はどうであれ、異議申し立てを行うこともありだと思います。
アポイントメント当日:
- ケース1:その警察官が当日「欠席」し、あなたのみが参加した場合、あなたの異議申し立ては認められます。(=罰金を支払わずにすむ)
- ケース2:両者欠席した場合、両者の言い分が話し合われます。話し合いの結果に応じて対応してください。
- ケース3:あなたのみが欠席し、警察官だけが参加した場合、異議申し立ては認められません。(=罰金を支払うことになります)
まとめ
今回は、カナダのスピード違反カメラと信号無視カメラについてお話ししました。これらのカメラは、交通ルール違反を検出し、罰金通知を発行します。速度制限や信号を守ることで、事故防止や罰金を避けることができます。また、Wazeのような地図アプリを活用して、カメラの位置情報や交通状況を把握するのもおすすめです。カナダで安全運転を心がけましょう。