みなさんはクレジットカードを不正利用されたことはありますか?
私はあります。今日は、不正利用された場合の対処法について、私の実体験をもとに紹介したいと思います。
カナダでクレジットカードが不正利用された場合にどのように対処すればよいのか、そして返金されるまでの流れについて説明します。
私の実体験
ある日、クレジットカードの支払いを確認していると、身に覚えのない「Skipthedishes」というサービスからの請求が複数ありました。
Skipthedishesは、Uberのようなオンラインで食事を注文できるサービスですが、私はこのサービスを利用したこともアカウントを作成したこともありません。すぐに不正利用だと気づき、対策を取ることにしました。
アルバータ州で「Skipthedishes」、1回あたり74〜80ドルの取引が3回ほど連続して行われていました。
よくある不正利用「Skipthedishes」
このSkipthedishesを通じた不正利用は頻繁に起こっているらしく、オンラインで「Skipthedishes fraudulent transaction」や「Skipthedishes unauthorized charge」と検索すると、同様の被害に遭った多くの体験談が見つかります。
こうした情報があると、被害に遭った際も「自分が忘れているだけでは?」と疑う必要がなく、すぐに行動を起こしやすくなります。
不正利用に気付いた後は?
すぐに必要な機関へ連絡
不正利用に気づいたら、すぐにクレジットカード会社または銀行に連絡しましょう。
私の場合は、銀行系のクレジットカードで被害に遭ったため、銀行のアプリから不正な取引を「Dispute」や「Claim」として報告しました。銀行アプリを利用することで、迅速かつ簡単に対応できるのでおすすめです。もしくは、直接銀行窓口に行き、身に覚えのない取引について説明する方法もあります。
無実の証明
銀行に「その取引は私が承認したものではない」と証明する必要があります。
私の場合は、Skipthedishesのサービスを利用したことがなく、アカウントも作成したことがないことを説明しました。
銀行によっては、より詳細な情報を求められることもありますが、明確に説明することで、迅速に処理が進むことが多いです。
クレジットカードの再発行
不正利用の報告を受けた銀行は、詐欺にあったクレジットカードを無効化し、新しいカードを再発行するでしょう。
新しいカードは通常、1週間ほどで自宅に届きます。その間、古いカードが利用できなくなるため不便ではありますが、これも安全のためです。また、新しいカードが発行されたことで、今後の不正利用リスクを減らせるのは安心材料です。
返金
不正利用により発生した支払いについては、通常、銀行やクレジットカード会社が調査を行った上で返金が行われます。
私の場合も、一旦支払いが発生しましたが、1か月ほどの調査期間の後、クレジットカードに返金されました。この間、特に私が追加の手続きを行う必要はなく、銀行がすべて処理してくれました。不正利用と認定されると、支払った金額が返金されるため、経済的な損失は避けられます。
不正利用されないために
今回の経験を通じて、不正利用に対する対策が重要だと実感しました。以下の対策を日頃から行うことで、被害を防止できる可能性が高まります。
- クレジットカードの利用上限を最低限にする
クレジットカードの利用上限額をあまり高く設定しないことで、不正利用時の損害を最小限に抑えられます。普段の生活に必要な最低限の金額に設定することが大切です。 - 情報漏洩を防ぐ
オンラインでクレジットカード情報を入力する際には、信頼性の高いサイトのみを利用し、不審なリンクやウェブサイトにはアクセスしないようにしましょう。特にパスワードやクレジットカード情報は慎重に管理し、二要素認証を設定できる場合は設定しておくことが推奨されます。 - 定期的に利用明細を確認する
利用明細を定期的に確認することで、身に覚えのない取引にすぐ気づけます。特にオンラインでの利用明細はいつでも確認できるので、週に一度はチェックする習慣をつけると安心です。
まとめ
クレジットカードの不正利用は、どんなに注意していても完全には防ぎきれないことがあります。しかし、早く気づき、適切に報告し、対応を行うことで被害を最小限に抑えることが可能です。また、返金を受けるためには、不正利用であることを証明し、必要な手続きを迅速に行うことが重要です。
今回の経験を通じて、改めてクレジットカードの安全性や利用方法について考える機会となりました。みなさんも、クレジットカードの利用明細を定期的に確認し、少しでも不審な取引があればすぐに対応するように心掛けてください。