2024年9月29日(日)にトロントで開催された日本人向けジョブフェアに参加してきました。初めての参加で少し緊張しましたが、多くの企業が出展しており、活気あふれる会場でした。
会場となったトロント大学のWilliam Doo Auditoriumには、自動車メーカーやコンサルティング会社など、幅広い業界からの出展があり、求職者との面談が活発に行われていました。
今回は、参加した企業の雰囲気や私の体験談を中心に、このイベントの感想をまとめてみたいと思います。
今年で3回目となるトロントで唯一の日系企業ジョブフェアと聞き、私は履歴書を握りしめ、緊張しながら参加しました。会場は多くの人で賑わい、会社と1対1での面談が行われていました。
目次
2024年トロント日本人向けジョブフェアの概要
概要
参加日:2024年9月29日(日)
時間:10:00 AM – 4:00 PM
会場:トロント大学 William Doo Auditorium
アクセス:TTC Streetcar 510 Spadina “Willcocks” 駅から徒歩1分、Subway Line 1 “St. George” 駅から徒歩14分
公式ホームページはこちらへ
9時半から受付開始、15時受付終了となっています。会場内は、常に混雑していました。
参加対象者
公式ウェブサイトから抜粋すると、以下の通りです。
公式ホームページはこちらへ
日本または海外の大学の学士又はそれ以上(修士、MBA、博士等)の学位をお持ちの方、又は取得予定の方、海外での生活や経験の長い方(帰国子女等)
留学経験をお持ちの職務経験者や海外での職務経験をお持ちの方
面談の際に、最初にビザの種類について聞かれることもあったので、ビザに関する情報は事前に確認しておくとスムーズです。
主催者
MYNDSが主催しています。
MYNDSとは?
MYNDS(マインズ)は、トロントに本社を持つ留学エージェントです。在席スタッフは、全てカナダの留学手配を扱って5年以上のベテランで、主に成人の語学留学~カレッジなどの進学の手配に力を入れています。
詳しくはこちらへ
2024年参加企業一覧
今年は、多岐にわたる業界からさまざまな企業が参加していました。例えば:
- Ayudante Canada
- コーソル
- Cinter Career Canada Inc.
- Cinter Technology
- スターツコーポレーション
- Stromcore Energy Inc.
- Subaru Canada, Inc.
- TNO – The Neighbourhood Organization
- Deloitte LLP
- Toyota Canada Inc.
- Toyota Credit Canada Inc.
- Toyota Motor Manufacturing Corporation
- North York Central Academy
- パソナ
- Honda of Canada Mfg.
- Mitsubishi Motors Corporation
- Mitsubishi Motor Sales of Canada, Inc.
- *毎年参加企業は変わるようです。
パソナ(人材紹介会社)については、こちらでも紹介しています。
準備するもの
- 参加登録をする。こちらへ
- 専用のアプリをダウンロード *当日必要になります。
- 履歴書(できれば英語)を作成し、印刷して会場へ持参すること
履歴書の形式は、Webサイトの中にあります。職務経歴、履歴書など、必要事項を記入し印刷するだけです。
企業との面談を通して
全体を通しての感想
今回のジョブフェアに参加して感じたことは、その場で即座に仕事が決まるわけではないという点です。企業ブースでの面談は、あくまで第一歩であり、実際にはその後のプロセスで選考が進むという印象を受けました。つまり、面談後に興味を持った企業から連絡が来て、正式な面接に進む流れのようです。そのため、フェア当日での内定や具体的なオファーは期待しないほうが良いかもしれません。
これは、あくまでも私個人の感想です。私の職歴、経歴ではそう思っただけです。今後のキャリア形成に向けて、しっかりと準備をしていくことが大切だと実感しました。
また、今回感じたのは、現在の求人市場が厳しいということです。特に求人数自体があまり多くないというのが肌感としてあり、求職者一人一人に対する競争倍率が高いと感じました。企業側も厳選して候補者を選んでいるようで、ここ数年は厳しい競争の中で仕事を探していく必要がありそうです。
昨年も参加していた方と話をする機会がありました。その方曰く、昨年と比べて当年は、企業の参加数が減っていると聞きました。
当日の面談はどんな感じだったか
会場では、企業ごとのブースが並び、各ブースで候補者と企業担当者が面談を行っていました。各ブースでは簡単な自己紹介と共にレジュメを渡すという流れでした。
ブースでのやりとりは、ほとんどの企業で英語、日本語のどちらでも対応可能でした。企業担当者は一人一人丁寧に話を聞いてくれるので、待ち時間が発生することもありました。時間に余裕を持って参加するのがポイントです。
個人面談形式なので、順番待ちのための長い列ができていました。
企業が求めている人材
今回のジョブフェアでは、特にHR(人事)、通訳、エンジニア、マーケティングなどの職種で募集がかかっていました。
また、多くの企業が「市民権」や「永住権(PR)」を持っていることを前提としているような印象を受けました。面談の際に、最初にビザの種類について聞かれることもあったので、ビザに関する情報は事前に確認しておくとスムーズです。
ここから確認で行きます。https://careerforum.net/ja/event/tor/feature1
並行して企業セミナーもありました
ジョブフェアに並行して、企業説明会やセミナーも開催されていました。
2024年9月29日(日)セミナースケジュールの一部:
- 10:30~11:15 パソナ カナダ「カナダでの就職活動」
- 11:30~12:15 Deloitte LLP「会社説明会」
- 12:30~13:15 トロント日本商工会「オンタリオ州の日系企業の現状と今後(2024年版)」
- 13:30~14:15 Ayudante Canada「会社説明会」
- 14:30~15:15 CFN 「ボスキャリ2024の歩き方セミナー」
各セミナーは、ジョブフェアに参加するだけでなく、業界の最新トレンドや求められるスキルについて学ぶ絶好の機会でした。
最後に
今回のジョブフェアは、初めての参加でしたが、緊張しながらも非常に有意義な時間を過ごすことができました。
特にレジュメの準備や、事前に企業の求める職種を調べておくことで、スムーズに面談が進んだのは大きな収穫でした。