海外就職を目指すにあたり、英語力は欠かせないスキルです。多くの日本人にとって、英語を流暢に話すことは難しい課題ですが、オンライン英会話の活用がその解決策となり得ます。本記事では、オンライン英会話の選び方や実際の体験談をもとに、その効果とメリットを詳しく紹介します。
私はカナダに移住する前、日本の会社で約9年間働いていました。入社当初、私は英語を全く使う機会がありませんでしたが、海外で働きたいという夢を持っていました。この夢は大学時代にバックパッカーとして海外を旅した経験に由来します。様々な国を訪れ、異文化に触れ、現地の人々との交流を通じて、異国での生活に強い憧れを抱くようになりました。
目次
英語学習のきっかけと動機
異文化への憧れ
私は大学時代にバックパッカーとして多くの国を訪れ、その経験から海外で働く夢を持ちました。これが英語を勉強しようと思ったきっかけです。異文化に触れる中で、異国の地で自分の力を試したいという強い願望が生まれました。
英語学習のきっかけと動機
就職活動は、海外派遣可能な企業という軸をもとに行なっていました。当時、日本の会社はグローバル化を進めており、海外就職のチャンスが高いと思っていました。このような環境であれば、自分もいずれ海外で働ける日が来ると強く信じていました。
夢の実現が遠のく現実
入社して5年が経ち、その夢は難しいと気づきました。実際には、海外駐在員のポストは限られており、選ばれるのは一部の社員だけでした。それでも私はその会社が好き好きで、なかなか会社を辞めて海外へ渡るという決断はできませんでした。しかし、30歳を超えて自分の人生を見つめ直した時、やはり当初の夢を諦めきれませんでした。
入社5年目には、海外駐在員で国外に出ることは難しいと理解していました。とは言いつつも、居心地の良い職場だったので、退職までそこから4年立っていました。
このまま日本で過ごそうか、悔いは残らないか、とても悩みました。時間が経っても、その思いが消えなかったので、思い切ってカナダに飛び立ちました。美化した過去に浸りつつ、日本でのキャリアを続けていたらどうなっただろうなと今でも考えることがあります。
自己成長の決意
そこで、会社に頼らず自ら行動しようと決意し、まずは英語を勉強し始めました。独自の道を切り開くためには、語学力が必須だと感じたからです。そして、まず初めにネイティブキャンプに登録しました。こうして、英語学習が私の新たなチャレンジとなります。
オンライン英会話は、本当に便利でありがたいですよね。私は過去5年間で様々なプラットフォームを試してきました。最初はTOEICのスコアが500点ほどで、現在はCEFRのB1レベルです。しかし、海外での生活は確かに英語力の向上に有益な環境ですが、英語力がB1以上に伸びないと感じることもあります。まだまだスキルアップに課題を感じています。
私が使用したオンライン英会話プラットフォーム一覧
期間 | 受講時間 | おすすめ | レベル査定 | 実践レベル | |
ネイティブキャンプ | 2018/6~2020/3 | 217時間 | 初級~ | なし | TOEIC500 |
>>語学学校、カレッジ | 2020/1~2022/11 | – | – | – | 初海外 |
DMM英会話 | 2020/4~2020/11 | 8550分 | 全部 | なし | カレッジ |
レアジョブ | 2021/12~2021/1 | 25時間 | 初級~ | 7 | カレッジ |
Weblio | 2021/12~2022/3 | 3150分 | 中級~ | なし | カレッジ |
ビズメイツ | 2021/2~2022/5 | 589回 | 中上級~ | 3A | 海外就職 |
QQイングリッシュ | 2022/6~2022/12 | 69.2時間 | 中級~ | 5 | 海外就職 |
EF | 2023/2~2024/2 | 中上級~ | 11 | 海外就職 |
講師の特徴と他プラットフォームとの比較
ネイティブキャンプ
ネイティブキャンプは、世界各国に在籍する講師が提供する英会話レッスンプラットフォームです。予約不要で24時間いつでも何度でもレッスンを受けられます(予約なしでレッスンを無制限に受けることができます)。日本人講師も在籍し、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応しています。柔軟なスケジュールや多様なトピックがあり、自分の学習ペースや興味に合わせたレッスンが受けられます。
ネイティブキャンプの講師は、初対面で出会ったフレンドリーな友達のような雰囲気があります。リラックスした環境で学びたい人に向いています。
DMM英会話
DMM英会話は、24時間いつでも受講可能なオンライン英会話サービスです。月会費制度を採用し、定額でのレッスンが可能です(月8回、1日1レッスン25分、2レッスン50分など)。豊富な教材と多様な講師陣が魅力で、受講生の様々なニーズに対応できるでしょう。D値段の安さ、教材、講師の質のバランスが非常に良く、コストパフォーマンスに優れています。
DMM英会話の講師は、初対面で出会ったフレンドリーな友達のような雰囲気やピリッとした会社の先輩のような雰囲気の中で学びたい方に向いています。
株式会社レアジョブ(RareJob, Inc.)
日本を拠点とするオンライン英会話プラットフォームであり、2007年に設立されました。Rレアジョブの講師は高い質の指導を提供し、学生のニーズに応じたレッスンを提供します。予約がしやすく、レッスンのカスタマイズが容易なのが特徴です。日常会話からビジネス英会話まで幅広いコースがあり、自分の目標に合わせて学習できます。
レアジョブの講師は、会社の上司のような存在です。プロフェッショナルな態度で指導してくれるため、間違いを都度指摘されながら学びたい人に向いています。
Weblio
Weblioは、文法や語彙に特化した英会話レッスンを提供するプラットフォームです。また、料金も非常にお手軽となっています。同会社の運営するWeblio英語辞書と連動しており、受講中にWeblioの辞書を用いて、語彙を検索することも可能です。
ビズメイツ
ビズメイツは、ビジネス英会話に特化したオンラインレッスンを提供するプラットフォームです。ビジネスシーンで必要なスキルや表現を習得できるカリキュラムが充実しています(Bizmates ProgramやOther Programs)。また、カリキュラム以外の要望、例えば英文の添削であったり、プレゼンの練習などにも柔軟に対応できます(Assist Lesson)。マンツーマンレッスンなので、自分のレベルやニーズに合わせて学習が進められます。
QQイングリッシュ
講師全員が正社員で質の高いレッスンを提供。査定レベル5以上で、実務で使える英語力が確実に向上しました。途中でカランメソッドをやりたくなったので、ここに入会しました。
EF(EnglishLive)
オンラインとオフラインを組み合わせた総合的なプログラムです。文法、発音、書き、読み全てバランスよく学ぶことができます。グループレッスンを通し「人前で発言をしなければならない」という緊張感に慣れる練習になるでしょう。
カナダ在住者は日本版プラットフォームに登録はできません。月額費や内容も国毎に異なるようです。私はカナダ版(もしくは北米版)で登録しました。
EFイングリッシュライブは、いわば「塾」のような形式で、しっかりとしたカリキュラムに基づいて学ぶことができます。しかし、レアジョブと同様に親しみやすい講師との出会いが少なく、継続するモチベーションを保つのが難しいと感じました。
オンライン英会話の実体験と効果
日常会話の強化
私がオンライン英会話を利用し始めた当初、日常会話のアウトプットの場として非常に役立ちました。特に、ネイティブキャンプやDMM英会話を利用することで、実際の会話の中で自然に英語を使う機会が増え、自信がつきました。
ビジネス英会話の向上
ビズメイツやレアジョブを利用することで、ビジネスシーンで必要とされる英語力を効率的に学ぶことができました。特に、実務で使えるフレーズや表現を学ぶことで、職場でのコミュニケーションが円滑になりました。
モチベーションの維持
オンライン英会話は、自己学習と違って講師とのインタラクションがあるため、モチベーションを維持しやすいです。お気に入りの講師を見つけると、定期的なレッスンを受ける理由になります。
コロナの頃(語学学校に通っていたこと)、オンライン英会話の講師が唯一の話し相手でした。学校では、友達がなかなかできませんでしたからね。お気に入りの講師を決め、1日に2レッスン、3レッスンと相手をしてもらっていました。親や友達と会話をするような感じで、「今日したこと」、「嬉しかったことなど聞いてもらっていました。当時は無意識にやっていましたが、リアルの世界で友達ができなかったことによる、オンライン英会話への依存に近かったと思います。おかげで、全くホームシックや寂しいと思いませんでした。
まとめ
オンライン英会話は、英語学習を効率的に進めるための有力なツールです。各プラットフォームにはそれぞれの特徴があり、自分の学習目的やレベルに合わせて選ぶことが重要です。私自身の経験から、オンライン英会話を通じて得られたスキルは、海外でのキャリアを目指す上で大きな財産となりました。
これからも、新しい学習方法を試しながら自己成長を目指していくつもりです。オンライン英会話は、その第一歩として非常に有効な手段であると確信しています。