カナダ生活

お湯も冷水がいつでも簡単に:カナダの水事情とウォーターサーバーがもたらす利便性とは?

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 毎回スーパーで水を買って重たいボトルを運ぶのが面倒だと感じたことはありませんか?そんな悩みを一気に解決してくれるのが、ウォーターサーバーです。契約すれば、重たい水を持ち帰る必要もなく、自宅に直接届けてくれるのでとても助かります。

 私は冷水とお湯が両方出るタイプを使っているのですが、これがかなり便利!特に浄水する必要もなく、すぐに冷たい水が飲めるので、忙しい朝や夜に喉が渇いたときにもサッと手軽に新鮮な水を飲むことができます。

 今回の記事では、カナダの水事情やウォーターサーバーのメリット、契約手順について詳しくご紹介していきます。

カナダの水事情

カナダの水質

 カナダでの生活において、水の確保と品質は重要です。カナダの水道水はそのまま飲むことができます。(ここから参照)

 また、トロントでは以下の検査を行なっています。City of TorontoWebサイトより抜粋。

トロントの研究室では
  • 6時間ごとに飲料水を検査(年間6,000回以上)
  • 浄水場で年間20,000回以上の検査を行っている。
  • 配水システムから採取したサンプルについて、年間15,000回の細菌学的検査を実施

カナダ地域別の特徴

 日本の水道水と同様、カナダの水道水もそのまま飲めることが一般的です。しかし、カナダの水は地域によって硬度が異なり、特にカナダの東部と西部で違いがあります。

水の硬度一覧(WHO(世界保健機関))

軟水 (60mg/L) ←サントリー南アルプスの天然水(30mg/l)

中程度の軟水 (60~120mg/L)

硬水 (120~180mg/L)

非常に硬水 (180mg/L以上)

オンタリオ(トロント)

硬水 詳しくはこちらのウェブサイト

City Name(市)Province(州)Hardness mg/L(硬度)
AuroraON130
OakvilleON121
OttawaON30
TorontoON117
Waterloo ON291 – 650
わさび

ケトルやコーヒーメーカーの内部、シャワーヘッドや蛇口の周りに、白っぽいものがたまる。洗面台のガラス・シャワー・ドアなど、バスルームの部品に白いものが付着するなどの状態が見られる場合は、水が硬水であることを示すようです。

 BC(バンクーバー)

軟水 詳しくはこちらのウェブサイト

City Name(市)Province(州)Hardness mg/L(硬度)
BurnabyBC2.51-11.5
CoquitlamBC2.7
KamloopsBC37.8 – 38
VancouverBC7.9 – 11.8
VictoriaBC17.1 – 18.8
わさび

軟水だと、まろやかな口当たりとさっぱりとした後味になりますね。

ウォーターサーバーならではの利便性

定期配送で届けてくれる

 私がウォーターサーバーを導入する理由の一つは、水の重さや頻繁な買い物に煩わしさを感じたからです。カナダではスーパーなどで大容量の水を購入することもできますが、運搬が大変です。特に安く大量にボトルを運ぶとなると、重さが問題となります。加えて毎日使うものなので、頻繁に水を買い足す必要があるため、買い物の手間も増えるのが悩みでした。

 定期的な配送サービスのあるウォーターサーバーを契約することで、重い水を自分で運ぶ必要がなくなり、非常に便利になりました。

お湯と水が同時に使用できる

 私が契約するウォーターサーバーのもう一つの利点は、お湯がすぐに利用できる点です。これにより、例えばカップラーメンやインスタントのお茶などをすぐに作ることができ、忙しい朝や疲れた夜に便利です。ケトルや鍋でお湯を沸かす時間を省けるため、時短にもつながります。特にカナダの寒い冬には、朝起きてすぐに温かい飲み物がすぐに準備できるので重宝しています。

Cedar Springs Waterの紹介

 私が契約しているのは「Cedar Springs Water」という会社です。オフィスと自宅で利用していますが、非常に満足しています。興味のある方は公式ウェブサイト Cedar Springs Water から詳細を確認できます。

 この会社のサービスは、オーダーメイド感覚で選べる点が魅力です。例えば、冷水とお湯が出るサーバーの有無、毎月のボトル数など、家族のニーズに合わせてカスタマイズが可能です。

ウォーターサーバー契約の流れ

 契約手順はシンプルです。ウェブサイトの左下にある「Order Now」ボタンをクリックし、必要事項を入力します。ただし、即配送はされません。契約後、翌日には会社から電話での連絡があり、配送プランやサーバーの種類について詳しく相談することができます。

 私は電話でのやり取りが苦手なので、メールでの詳細説明をリクエストしました。その後、メールでのやり取りを通じて、プランやサーバーの種類を確定させました。

契約のために必要な準備

 契約にはいくつかの決定事項が必要です。たとえば、以下のような点です:

「Order Now」をクリックすると、Planを4つのうちから1つ選び、さらに月に何本のボトルが必要かを選ぶことになります。

  • 毎月どの程度のボトル数が必要か?(2人家庭で月3~4本が目安)
  • サーバーの買い切りか、レンタルか?(レンタルは月ごとの料金が発生し、契約期間の縛りもあります)

定期配送と料金システム

4つのPlanから1つを選択

Cedar Springs Waterの4つのプランは以下の通りです:

  1. PLAN 1(フレックスプラン)– 18Lボトル1本あたり8.95ドルで、クーラーレンタルは月11.95ドルから。必要に応じて配送。※配送費が都度かかる
  2. PLAN 2(3ボトルプラン)– 月34.95ドルで18Lボトル3本、クーラーと毎月の配送が含まれる。
  3. PLAN 3(5ボトルプラン )– 月48.95ドルで18Lボトル5本、クーラーと毎月の配送が含まれる。
  4. PLAN 4(3ガラスボトルプラン)– 月49.95ドルで11Lのガラスボトル3本、クーラーと毎月の配送が含まれる。

 Plan2とPlan3の契約内容は一緒です。クリックしても、次の画面では同じ画面が表示されます。詳細はこちらをご覧ください。

 毎月の配送日は、月に2〜3回あるので、都合の良い日を選んで注文します(PLAN2、3、4)。最低3本以上のオーダーで配送可能で、指定日以外に配送すると別途追加料がかかります(フレックスプラン)。

わさび

私は、「Plan2」、「Water PlanA(ボトル3本)」、「レンタルするウォーターサーバーのアップグレード」の契約をしています。

さらに、Water PlanをA、B、Cの中から選択

Cedar Springs Waterのプランは以下の3種類です:

  1. Water Plan A: 月額34.95ドルで18Lボトル3本付き。追加ボトルは1本8.50ドル。
  2. Water Plan B: 月額41.95ドルで18Lボトル4本付き。追加ボトルは1本8.25ドル。
  3. Water Plan C: 月額48.95ドルで18Lボトル5本付き。追加ボトルは1本8.00ドル。

全プランに標準クーラーのレンタルが含まれています。詳細は公式サイトでご確認ください。

 私の家庭では、月に3本のボトルを注文しています(Water Plan A 月額34.95ドル)。2人世帯で、私は日中家を空けることが多いので、これでちょうど良い分量です。もし夏場に追加が必要な場合は、1本単位で追加料金($8.50)を追加で支払うことで柔軟に対応が可能です。

標準クーラーは常温、冷水となります。お湯がでるサーバーが必要な場合はアップグレードが必要です。

お湯がでるウォーターサーバーへアップグレード

お湯タイプのクーラーが必要な場合は、アップグレードが必要です。

 我が家の場合、クーラーのアップグレード代金(黒色プラス6ドル)を含めて、毎月42ドルほど支払っています。毎月月末にはインボイスがメールで送られてくるので確認も簡単です。

設置までのスケジュール

 プランやサーバーが決定した後、初回の配送日を設定します。通常、会社から訪問予定日が提示され、在宅が必要です。ただし、直接顔を合わせたくない場合は玄関先に置いてもらうことも可能です。

注意事項、ボトルのデポジット

 初回のボトル受け取り時には、デポジットとして10ドルが発生します。また、空ボトルは次回配送までに玄関先に出しておく必要があります。

例えば、

初回配送:月ボトル3本のプラン+お湯がでるサーバーをレンタルする場合

  • 月額代金(3ボトル、指定配送)+サーバーアップグレード料金代+初回ボトルデポジット(10ドル×3本=30ドル)がかかります

2回目の配送:ボトル4本を依頼し、空ボトル3本を返却する

  • 月額代金(3ボトル、指定配送)+サーバーアップグレード料金代+1本追加ボトル代金(8.5ドル)+追加ボトル分のデポジット10ドルが発生

3回目の配送:ボトル3本依頼し、空ボトル4本返却

  • 月額代金(3ボトル、指定配送)+サーバーアップグレード料金代-デポジット10ドルが返却されます。

おすすめの節約方法

 ウォーターボトルを購入する場合、ウォルマートなどの大手スーパーでも安価に購入できる場合があります。Cedar Springs以外でも、ボトルの規格が合うものであれば問題なく使えます。

わさび

Food Basic、ウォルマート、No Frillsのでかいボトルを買ってみましたが、無事にCedar Springsのボトルサーバーに差し込むことができました。

まとめ

 ウォーターサーバーは、カナダでの生活において、特に忙しい方や水の購入や運搬が面倒に感じる方にとって非常に便利な選択肢です。

 特に冷水とお湯の両方が供給できるタイプは、季節やニーズを問わずに重宝します。Cedar Springs Waterのような信頼できる会社を利用することで、日々の水の管理が簡単になり、快適な暮らしを支えてくれるでしょう。

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怠惰なわさび
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