我が家では、包丁セット、ハサミ、フライパン、蒸し器や鍋など、キッチン用品をツヴィリング(Zwilling)で揃えています。これは、単純に夫がこのブランドを気に入っているからです。
一方で、私は特定のブランドに特別なこだわりはありません。ただし、どうしても譲れない条件が一つだけありました。それは「焦げにくいフライパン」であることです。
ツヴィリングのステンレス製フライパンを使い始めた当初、正直言って使い方がよくわからず、焦げ付きに悩まされました。調理のたびに焦げ付きがひどく、洗うたびにストレスが溜まる日々でした。
しかし、ある日YouTubeでステンレスパンの正しい使い方を学び、それ以降、驚くほど焦げ付かなくなりました。今回は、私が実践している「ツヴィリングのフライパンを焦げ付かせない使い方のコツ」をご紹介したいと思います。
動画は、適度に予熱した後、水滴を落とした場面です。ぽんぽんと「踊る」水の球が形成されると予熱十分のサインとなります。
目次
ツヴィリングはどんなブランド?
ドイツ生まれ、キッチン用品を販売する会社です。日本やカナダにも販売店があります。写真のような2人?のロゴが特徴です。
ZWILLING J.A. HENCKELS – 290年以上続く歴史
1731年、ピーター・ヘンケルスが、世界的に有名なZWILLINGの「双子マーク」をドイツ・ゾーリンゲンのカトラーズ・ギルドに登録しました。そこからZWILLINGの歴史が始まりました。またZWILLINGは今日、世界で最も古いブランドのひとつとなっています。
日本ツヴィリングウェブサイトより
オンタリオ州の比較的大きなモールにはツヴィリング(Zwilling)の実店舗が入っており、アクセスしやすい立地です。また、この店舗では頻繁に70%オフのセールが開催されるため、セールのタイミングを狙って購入しています。
ステンレスフライパン:使い方
まずは、ツヴィリングの公式ウェブサイトに記載されている基本的な使い方から紹介します。
正しい加熱方法
下記を守って、光熱費の無駄を抑え、鍋やフライパンを長く使いましょう。
- ツヴィリング、ストウブ、バッラリーニの製品は優れた熱伝導性を持っているので、強火での予熱は必要ありません。予熱は中火で行ってください。
- 油脂の中には低温で燃焼するものがあることを忘れないでください。煙点(油脂が鍋の中で分解され、煙が出始める点)が約200℃以上の製品をお勧めします。
- 中火での調理。極端な過熱は底面やコーティングを傷つける可能性があります。
- 蓋を使用すると、熱がすぐに逃げないため、さらに消費電力を抑えることができます。
ツヴィリングの公式ウェブサイト
煙点が約200℃以上の油
「油脂が鍋の中で分解され、煙が出始める点が約200℃以上の製品をお勧めします」とあったので、この条件にあてはまる油を探したところ、以下のようでした。
- オリーブオイル:約190℃〜約210℃
- ごま油:約210℃
- 菜種油:約230℃〜約250℃
- バター:約191℃〜約204℃
- ラード:約190℃〜約246℃
- こちらのウェブサイトから引用しました。
私は普段オリーブオイルやごま油を使っています。大量に油を使う「揚げ物」の際には、サラダ油を使用するのが良いかもしれませんね。
適切な油の使い方と温度管理
ツヴィリングのステンレス製ノンコートのフライパンは18/10ステンレス鋼でできています。 このフライパンはステーキなどを300℃で焼き付けるのに適しています。 最適な温度で油を入れ、短時間で加熱してから、炒める食材を入れるのがポイントです。またその際、フライパンにお肉などがくっついてしまうことがありますが、2~3分もすれば、簡単に剝がすことができ、焼き加減を確認できます。
予熱が十分かどうか確認する方法
フライパンが十分に予熱できているかどうかを確認する簡単な方法を紹介します。これは私も実践している方法です。
フライパンの予熱が終わったのか確認しましょう。
フライパンが十分に温まったのか確認する方法をご紹介。
- 水で確認 鍋に冷水をかけて、蒸発した場合はまだ十分に熱していません。鍋の表面で「踊る」水の球が形成されれば、十分に温まった証拠です。
- 菜箸で確認 揚げ油の中に菜箸を入れてみて、泡が周りにできれば、適温の合図です。
ツヴィリングの公式ウェブサイト
「踊る」水の球が形成という表現が抽象的だと思われるかもしれませんが、実際に水滴が「踊る」ようにポンポンと跳ねだすので、実践してみるのがいいのかなと思います。
写真で説明すると、こんな感じです。
火にフライパンをかけ、水滴をぱらっと掛けます。
数分経って、再び水滴をかけると今度は「ポンポン」と跳ねるようになります。これが十分に温まった目安だと思います。
私の家のガスだと、中火で約3分ほどで温まります。
私が失敗した理由とその体験談
焦げ付く理由は何だったのか?
Q:予熱をしていなかったから
私の焦げついた失敗の1つは、フライパンが十分に温まる前に油を入れ、その後すぐに具材を投入していたことです。結果として、具材がフライパンにくっつき、焦げ付いてしまうという悪循環に陥っていました。
私の焦げつき経験談
初めてツヴィリングのステンレスフライパンを使ったとき、焦げ付きに苦労しました。私はこれまでテフロン加工のフライパンを使うことが多く、ステンレス製フライパンの扱いに全く慣れていませんでした。
テフロン加工のフライパンは、比較的低温でも焦げ付かずに使えるため、油を注いですぐに具材を入れても問題なく調理ができました。しかし、ステンレス製のフライパンではそれが通用せず、焦げ付きが頻発。最初の頃は、焦げた部分を無理やりこすり取る日々が続きました。
ツヴィリングウェブサイトで学んだ「中火で予熱」を実践してみたところ、焦げ付かずに調理できるようになり、ストレスも激減しました。
焦げないようにするためのポイントは、予熱です!水滴が飛び跳ねるまで待ってから調理を始めてください。
画像が汚くてすみません。この焦げついたフライパンは一晩水につけて、ごしごし洗っていました。これが嫌で嫌で。。。
焦げ付かなくなり、料理も洗い物も本当に楽になりました!
まとめ
ツヴィリングのステンレスフライパンは、使い方をしっかりと理解すれば、非常に使い勝手が良い製品です。正しい予熱と温度管理、そして適切な油を使うことで、焦げ付きの悩みは解消できます。
ステンレス製フライパンに初めて挑戦する方は、ぜひこれらのポイントを参考にしてみてください。私のように焦げ付いてしまった経験をする前に、正しい使い方を覚えて、ストレスのない調理を楽しんでくださいね。